ブログ

新菱工機のよもやま話~新人が伸びる現場、辞める現場~

皆さんこんにちは!

新菱工機です

 

~新人が伸びる現場、辞める現場~

エレベーター工事は、経験を重ねながら身につけていくことが多い仕事です。

図面の見方、部材の名前、工具の使い方、建物の構造、電気との関係、他業種との連携など、新人が覚えることはたくさんあります。✅

そのため、入社したばかりの人が最初からベテランと同じように動けないのは当然です。

大切なのは、「分からないことを聞ける環境」と「一つずつ経験できる環境」をつくることです。

今回は、新人が成長しやすいエレベーター工事の現場について考えてみます。

★ 最初に仕事の意味を伝える

新人には、まずエレベーター工事がどのような役割を持っているのかを伝えることが大切です。

エレベーターは、高齢者や荷物を運ぶ人を含め、多くの人が毎日利用する設備です。

自分たちの仕事が、建物を利用する人の移動を支えていることを知れば、作業への意識も変わります。✅

☆ 工事全体の流れを教える

新人に一つの作業だけを任せ続けても、それが何につながっているのか分かりにくいことがあります。

搬入から組立、調整、確認まで、全体の流れを説明することで、目の前の作業の意味を理解しやすくなります。✅

★ 図面と現場を結びつける

新人にとって、図面を見ただけで完成形をイメージすることは簡単ではありません。

だからこそ、「図面のこの部分が実際にはここ」と現場で示しながら教えることが大切です。✅

繰り返し見ることで、少しずつ図面から現場を想像できるようになります。

☆ 部材の名前は実物と一緒に覚える

エレベーター工事では、さまざまな部材を扱います。

名称だけを暗記するよりも、実際の部材を見ながら、どこに使うのか、何のためにあるのかを説明する方が理解しやすくなります。✅

★ 工具は目的まで教える

新人に工具を教えるときには、使い方だけでなく、なぜその道具を使うのかまで説明することが大切です。⚒

目的が分かっていれば、現場が変わったときにも自分で考えやすくなります。

☆ “見て覚えろ”だけでは伝わらない

経験者は、現場へ入ると自然に周囲を確認します。

他業種の進み具合や資材の位置、次工程などを無意識に見ています。

しかし、新人にはその判断の理由が分かりません。

「ここは通路になるから資材を置かない」といったように、考えていることを言葉にすることが大切です。✅

★ 最初から速さを求めすぎない

新人にベテランと同じ速度を求めると、確認を省いたり、分からないまま作業したりすることがあります。⚠

まずは正確に作業することを優先し、その後で少しずつスピードを高めてもらうことが大切です。

☆ 小さな役割から任せる

最初から重要な判断を任せる必要はありません。

工具の準備や資材整理、先輩と一緒に位置を確認するなど、小さな役割から経験してもらいます。✅

一つずつできることを増やすことで、自信につながります。

★ 昇降路内では特に焦らせない

エレベーター工事では、昇降路内など特殊な環境で作業する場面があります。

慣れていない新人にとっては、それだけでも緊張するものです。

だからこそ、現場のルールや安全に関する基本を一つずつ身につけてもらい、必要以上に急かさないことが大切です。⚠

☆ 周囲を見る習慣を育てる

自分の作業だけに集中していると、他の作業員や資材の動きに気づきにくくなります。

新人のうちから、「作業を始める前に一度周囲を見る」習慣を身につけてもらうことが大切です。✅

★ 分からないときには止まる

図面と現場が違って見える、部材が合わない、工具の使い方に自信がない。

そんなときに「たぶん大丈夫」と進めるのではなく、一度止まり、先輩へ確認することが重要です。✅

確認することは、正確な仕事をするための大切な判断です。

☆ 質問しやすい雰囲気をつくる

新人が質問したときに、

「そんなことも知らないのか」

と言われ続けると、やがて質問しなくなります。

しかし、分からないまま進める方が問題につながります。

「分からなければ聞いていい」という雰囲気をつくることが大切です。☺

★ ミスは原因まで考える

新人が資材を間違えたり、確認を忘れたりすることもあります。

そのときに注意するだけではなく、なぜ起きたのかを一緒に考えることが大切です。✅

説明不足だったのか、確認方法が分からなかったのかによって、改善方法も変わります。

☆ 片付けを雑用にしない

工具や資材の整理を、新人だけがやる雑用として教えてはいけません。

次の作業をスムーズに始めるためや、不足や異常に気づくために必要な仕事だと伝えることが大切です。✅

先輩自身が丁寧に片付ける姿を見せることも重要です。

★ 他業種との接し方も教える

エレベーター工事では、建築や電気、内装など、多くの人と同じ現場で働きます。

挨拶や声掛け、作業範囲への配慮など、技術以外の部分も新人のうちから教えることが大切です。✅

☆ 完成した設備を見てもらう

新人には、自分が関わったエレベーターが完成し、実際に動いている姿を見てもらうことが大切です。✨

一つひとつの作業が、人の移動を支える設備につながっていることを実感できます。

★ 成長した部分を具体的に伝える

新人本人は、自分が成長していることに気づきにくいものです。

「前より図面を見られるようになった」「次に必要な工具を自分で準備できるようになった」と具体的に伝えることで、自信につながります。☺

☆ 辞める理由は仕事が難しいからだけではない

エレベーター工事は、覚えることも多く、簡単な仕事ではありません。

しかし、新人が辞める理由は、仕事そのものの難しさだけではありません。

質問できない、何を覚えれば良いか分からない、成長しても認めてもらえない環境では、続けることが難しくなります。

⭐ 人を育てることが技術を未来へつなぐ

エレベーター工事の技術は、一日で身につくものではありません。

現場を見て、先輩から学び、自分でも経験し、少しずつ判断できるようになります。✅

だからこそ、新人を焦らせず、質問できる環境をつくり、できるようになったことをしっかり伝えることが大切です。

私たちも、新しい仲間が安心して成長できる現場をつくりながら、エレベーター工事の技術を次の世代へつないでいきます。✨